クラウド確定申告ソフト 無料でどこまでできる?ランキング(白色申告)
確定申告書作成が簡単にできる!と人気のクラウド確定申告ソフト。
確定申告2024では、
の3種類が大手でほとんどのシェアを占めているようです。
それぞれ無料プランや無料お試しなど手軽なプランも多いですが、無料の場合は機能制限が設けられている場合もあります。
このページでは、実際に無料・お試しでどこまでできるのか?白色申告の場合で比較しました。
白色申告と青色申告でプランや必要な機能が異なるので、青色申告の無料プラン比較は別ページに記載しました。クラウド確定申告ソフト 無料でどこまでできる?ランキング(青色申告)をご覧ください
確定申告ソフトで白色申告するメリットは「とにかく楽で早い」
白色申告はハードルは低いけど
白色申告では厳格な複式帳簿が不要なので、副業や個人事業主になっている場合でも、
- しっかり収支が管理できている
- 利益がいくらになったかが分かる
- 経費がいくらだったかが分かる
状態になっていればOKです。
そのため、
- 無料のエクセルテンプレートなどでポチポチ手入力で集計して
- 国税庁e-taxの確定申告書作成コーナーにエクセルを見ながらポチポチ手入力で転記
- 印刷して税務署に持参か郵送するか電子申告
という方法でも事業規模によっては確定申告は可能と言えば可能です。
1年分の収支や経費をエクセルで入力はしんどい
でも、
- 経費のレシートを365日分、
- 銀行の入出金や振込み明細を全部
- クレジットカード2-3枚の利用明細も全部
全部エクセルに入力して、、、というのは、、、、正直しんどいですよね?
実際、時間もかかりますし、入力ミスも発生しやすいのです。
クラウド会計ソフトならレシートはスマホ撮影・銀行明細は自動取り込みで楽チン
そこで、白色申告でも無料から使えるクラウド会計ソフトや確定申告ソフトを利用する人が増えています。
- 医療費控除や事業経費のレシートはスマホで撮影すれば自動で日付や金額が入力される
- 銀行の入出金や振込み明細もネットバンキングからデータを自動取り込み・自動仕訳してくれる
- クレジットカードの利用明細も自動取り込み・自動仕訳
- 交通系ICカードや電子マネーの利用明細も自動取り込み・自動仕訳してくれる
ここまでクラウド会計ソフトは全部やってくれます!
初期設定さえしていれば。
すごいですよね!
このあと、あなたがすることは、
- 個人としての利用や入出金なのか、事業(副業や個人事業主の場合)の売り上げや経費なのかを区別する
- 画面の指示に従って確定申告書作成に必要な情報(名前や住所など)を入力する
たったこれだけで、
あの難しくて面倒くさい確定申告書作成が
- 簡単に
- サクサクと
- 短時間で
済んでしまいます。
自動仕訳もAI学習機能があるので、最初の1か月分が終わった頃には、2ヶ月目以降はほとんど手動での修正が不要なので(取引状況にもよりますが)、「AI恐るべし」と、驚かれると思います。
しかも無料プランや無料お試し期間がある!
これは一度使ってみるしかないですよね?
クラウド確定申告ソフトのお試しは「知らないうちに費用がかかってしまった」ということが無いように気を配っている
日本で最近、「無料なんとか」というと、インターネット回線や携帯電話などで
- 「●年縛り」
- 「●ヶ月契約が必要」
- 「連絡が無ければ自動更新」
といった「罠」が仕掛けられているイメージがついてしまっていますよね?
でも、さすがお金に関わるクラウド確定申告ソフト・会計ソフトはちゃんとしています。
「無料お試しだったのに、知らないうちに費用がかかってしまった」などと言うトラブルが極力発生しないように、無料期間の説明などはとてもしっかりしています。3社ともインターネット回線や携帯電話のように小さい見にくい文字で書いてあるようなことは無いので、
- あなた自身の目でしっかり確認して、
- 安心して、
- 納得して
使ってみてください。
無料登録は名前もクレジットカード情報入力も不要
何しろ白色申告用のクラウド確定申告ソフトは、無料登録時にクレジットカード情報はおろか、名前や住所もちゃんと入力しなくてもいいくらいです。
必要なのはメールアドレスと自分で決めるパスワードだけ。
時間があれば3つともお試ししてみてあなたにに一番あっているものを選ぶのがおすすめです。
白色申告ソフト 無料でどこまでできる?ランキング
1位 やよいの白色申告オンライン
弥生会計のクラウド確定申告ソフト「やよいの白色申告オンライン」は、とにかく「ずっと無料」ですから間違いありません!
「お試し」ではありません!
プラン選択の画面がこれです↓↓↓↓↓。
逆にこっちが「大丈夫ですか?」と心配になるくらい、お金取る気無いですよね。(笑)
「全ての機能が利用できます」としっかり書いてあります。
スマホでレシート撮影→自動入力も可能
「スマホでレシート撮影すると自動入力」はfreeeが最初に始めましたが、今は弥生もバッチリ可能です。
ずっと0円のフリープランはサポート無し、でも、あとから切り替えは可能
ずっと0円のフリープランはチャット・メール含めサポートがまったくありません。
「やよいの白色申告オンライン」には、上の図で右側の「サポート付きで1年でキャンペーン価格初年度4000円」というプランもあります。
- パソコン自体に完全に不慣れな方
- 白色申告・確定申告自体がまったく初めてで予備知識もゼロ
- とにかく時間が無いので不明点はすぐに解決したい!
という方は、電話サポートや画面共有サポートもついたベーシックプランのほうがいいかもしれません。
しかし、弥生会計のソフトのできのよさやオンラインマニュアル・FAQなどの詳細さを考えると、「普段仕事でパソコン使ってるよ」という方ならサポートが無くても十分確定申告書作成までできてしまうと思います。
それぐらい、「やよいの白色申告オンライン」は出来がよく、大手の老舗だけにオンラインマニュアル・FAQなどが的を得ており、当サイト管理人としても感心する次第です。
- サポートなしの0円フリープランで始めてみて、
- もし、「サポートが必要」と感じたら、
- あとからサポートつきのベーシックプランへの切り替えをする
というのも、いつでも可能です。
2位 マネーフォワードクラウド確定申告(MFクラウド)
「白色申告をする個人の副業や個人事業主なら基本料金無料」のマネーフォワードクラウド確定申告(MFクラウド)。このマネーフォワードクラウド確定申告が基本料金無料というのは間違いありません。
「個人は基本料金無料」はすごい!
ずっと無料で確定申告書作成から印刷・pdf出力・e-tax電子申告用データ出力まで可能です。
無料なのにメールサポートはずっと利用でき、確定申告期限直前で時間の無いときに助かるチャットサポートも、「登録から30日のみ」なら利用できてしまいます。
無料のフリープランの制限が少し厳しい
ただし、
- 無料のフリープランだと仕訳件数が年間50件までなので、しっかり個人事業主の方はベーシックプラン(800円 /月)に乗換えが必要になるかも
- スマホでレシート撮影→自動仕訳の機能は、連携している別アプリ「マネーフォワードクラウド経費」の機能(領収書から登録)になっており、「マネーフォワードクラウド経費」は無料お試し30日はあるものの、その後は最低でもパーソナルプラン(300円/月(税別))にする必要がある。
といった点で、機能制限などがあり、無料でできる範囲には限りがあります。
1ヶ月だけ「クラウド経費」を有料プランにして、最速で確定申告するのは「有り」
ただし、一度、「スマホでレシート撮影→自動仕訳」の楽さ・速さを体験してしまうと、後戻りするのはしんどいです。
実際、マネーフォーワードクラウド(MFクラウド)の中心ソフトはこの「クラウド経費」ではないかというくらい、機能もデザインも使い勝手も優秀で、一度これを使ってしまうと、ほかのソフトの事は忘れたくなるくらいです。
そこで、
確定申告の時期だけ、
「クラウド確定申告」は無料のフリープランのまま
「クラウド経費」をパーソナルプラン(300円/月(税別))にして、
終わったら一度「クラウド経費」のみ退会する
という方法は「有り」だと思います。
確定申告の時期だけ、
「クラウド確定申告」をベーシックプラン(800円 /月)に乗換え
「クラウド経費」をパーソナルプラン(300円/月(税別))にして、
終わったら両方退会する
という方法も「有り」だと思います。
マネーフォワードmeでは確定申告に使えない
なお、テレビCMでも話題の家計簿ソフト:「マネーフォワードme」は基本的に無料ソフトですが、確定申告書作成機能はありませんし、無料プランだと保存期間が1年しかないので、2月になると前年の1月のデータが見れなくなってしまいます。そのため、確定申告の場合は画面を見ながら転記する元データとしても使えません。
3位 クラウド会計freee確定申告
簿記の知識も税金の知識も不要!
だから一番簡単
スマホでの使いやすさダントツ
すきま時間で確定申告が完了!
↓ ↓ ↓
スマホでは圧倒手に使いやすく、一つのソフトでレシート撮影から確定申告書作成完結するクラウド会計freee確定申告はとてもよい確定申告ソフトなのですが、残念ながら無料お試し期間中は確定申告書の出力ができません。
また、無料お試し期間中は取引データの編集や閲覧も「直近1か月に登録したデータのみ可」となっており、無料のまま日常の会計ソフトのように使い続けることもできません。あくまで「お試しはお試し」ということです。
無料お試しの機能制限は厳しいけど、月払いプランを賢く利用するのがおすすめ
ただし、freee確定申告は月払いプランが選択可能ですので、
「確定申告の時期に1ヶ月だけ月額払い 980円 (税抜)のスタータープランにして、その後退会する」
という方法は「有り」だと思います。
急に青色申告にはできない
青色申告は事前に届出が必要です。
去年、予想外に副業がうまくいっちゃったので、確定申告2019では家族にも給料を払って経費(青色事業専従者給与)にできる青色申告にしたい!
去年、FXと仮想通貨売買で儲かりすぎて億り人になっちゃったので、確定申告2019では特別控除が最高65万円になる青色申告にしたら節税できるかな?
なんていうことはできないのです。
また、青色申告で特別控除が最高65万円になるのは事業所得や不動産所得の場合だけなので、仮想通貨や株式投資などの場合は青色申告特別控除の対象になりません。